The Beatles「Day Tripper/We Can Work It Out」は時代を変えたシングル?!その偉大さをどこよりも分かりやすく徹底解説します!

ビートルズ(The Beatles)の輝かしいディスコグラフィを眺めていると、

「え?!これアルバム入れなかったん??」

と驚きを隠せない時があります。

本稿でご紹介する、

「Day Tripper/We Can Work It Out」

という両A面シングルもその一つです。

「Day Tripper/We Can Work It Out」とは?

リリース:1965年12月3日

録音:1965年10月16日、10月20日

Day Tripper

解説:ジョンとポールの共作。歌詞は「日帰り旅行客」について書かれていて、特に意味はありません。とにかく斬新なのはそのサウンド。まずジョージが弾くギター・リフから始まり、リンゴのタンバリンが入ってきます。ここまでで4小節。この後さらにドラムが重なりますが、わずか一小節でポールのボーカルが入ります。つまりイントロが5小節。通常だと4小節とか8小節とか、変わっていても10小節だったりおおよその楽曲が偶数の小節数でイントロが構成されているのに対して、かなりインパクトがあります。

またファルセットを使ったジョンとポールのボーカル。どこかかすれがかったジョンのボーカルがとにかくかっこいい。中盤で聴こえてくる「Ah-」というコーラスはどこかメタル・ロックを彷彿とさせます。

ジミ・ヘンドリックスなど数多くのカバーを生みました。

We Can Work It Out

解説:これもジョンとポールの共作。シングル両A面の二曲ともジョンとポールの共作というのはこの盤が最初で最後です。

中身は完全に2部構成となっていて、2つの違う曲が交互に登場するという凝った作りです。そのため多くのダビング作業を必要とし、レコーディングには11時間を費やしました。

まずはポールが書いた如何にもポップでポジティブな歌。

「We Can Work It」=「なんとか乗り越えられるさ」と歌います。

それに続いて入ってくるジョンのパートはいきなり

「Life Is Very Short」=「人生は短いんだ」とマイナーコード(寂し気な響きがする和音)で入っています。

違う曲が一つの曲の中に存在し、交互に入れ替わりながら全く違うことを歌うという構造は、当時とても大きな衝撃をシーンに与えました。しかも、このシングルと同時リリースされたのが名曲「In My Life」、「Nowhere Man」「Michelle」を擁するアルバム「Rubber Soul」ですから、同世代のバンドは本当に嫌だったでしょうね。。

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「Day Tripper/We Can Work It Out」まとめ

史上初の両A面シングルは苦肉の策だった?

今でこそ当たり前になった両A面シングルという形態ですが、実はこの「Day Tripper/We Can Work It Out」が初めての両A面作品と記録されています。

当時のレコード会社EMIはポップな「We Can Work It Out」をA面で推しますが、「ビートルズの新しいロック・サウンドを打ち出すべき」といったメンバーの意見が尊重され、史上初の両A面シングルとしてリリースされることになりました。

また、テレビ局への出演を避けるためビートルズ作品としては初めてプロモーションビデオが作られた作品となっています。

皆さんも時代を先どった名曲をぜひ聴いてみてください!

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