【シングル紹介】ビートルズ「抱きしめたい」のどこが画期的だったのか。使用楽器まで細かく解説します!

「抱きしめたい(I want to hold your hand)」とは?

パスト・マスターズ vol.1&2 (期間限定価格盤)

概要

リリース:1963年11月29日

録音時期:1963年10月17日

ビートルズ5枚目のシングルで、ポール・マッカートニーとジョン・レノンの共作。

ビートルズのレコーディングで初めて4トラック・レコーダーが使用され、予約だけで100万枚を超えました。(全世界で1200万枚以上のセールスを記録。世界歴代シングル売り上げ第5位。)

オリジナル・アルバムには収録されておらず、解散後に発売された「パスト・マスターズ」「1」で聴くことが出来ます。(「パスト・マスターズ」には同曲のドイツ語版「Komm, Gib Mir Deine Hand」も聴けます。)

ザ・ビートルズ 1

ボブ・ディランも衝撃を受けた作品

ディランがフォーク・ソングからロックに転向するきっかけを与えたとされています。

この曲の何がすごいのか

アメリカや日本で発売されたビートルズの最初のシングルとなっていて、ビートルズをリアルタイムで経験している人にとってはまさに「初めてビートルズ」を聴いた曲。

アタマのギターが三拍目のウラから始まっていて、普通に歌うと最初から入れなくなります。

ジョン・レノンの弾くギターは、スタッカートを聴かせたものとなっており、この曲のドライヴ感を出すのに一躍買っています。

コーラス部分は基本的にジョンが低いほうを歌っていますが、「I want to hold your hand」の最後の「hand」部分のファルセットだけジョンが一番高いところを歌っています。

瞬間的にスイッチングさせているんですね!

イントロからエンディングまで2分半ほどですが、小技にあふれた彼らの代表曲です。ぜひ聴いてください!

使用楽器

①ジョン・レノン:リッケンバッカー325

Rickenbacker リッケンバッカー / 325C64 Jet Glo

②ジョージ・ハリスン:グレッチ・カントリー・ジェントルマン

Gretsch/Vintage Select Edition 1959 Chet Atkins Country Gentleman G6122T-59 VS グレッチ

③ポール・マッカートニー:ヘフナー500/1

Hofner Ignition Bass SB バイオリンベース

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