ビートルズのライバル④ザ・フー(The Who)ってどんなバンド?おススメ曲は?どこよりも分かりやすく解説します!

ビートルズのライバル、と言われれば

すぐに思いつくのは「ローリング・ストーンズ」かも知れません。

「ふーん。じゃあもう一個挙げてって言われたら誰?」

こんな質問が来たらどう答えますか?

キンクス?ビーチボーイズ?

いやいや、

もしかしたら一番多い答えは

「ザ・フー(The Who)」

ではないでしょうか。

本稿ではこの日本ではあまりなじみのない偉大なバンドについて解説します。

おススメ作品は、

①My Generation

②Who's Next

です。

ザ・フー(The Who)とは?

1965年デビューのロックバンドで、今も存在しています。「モッズ」と呼ばれる音楽シーンの代表的存在で、ビートルズ、ローリング・ストーンズと並んでイギリスの3大ロック・バンドと呼ばれたりします。

人気絶頂期に日本に来日することがなかったため、あまり国内では知られていませんがThe Whoの音楽性や派手な演奏スタイルに影響を受けたアーティストはたくさんいます。

現メンバー

ピート・タウンゼント:ギター。中心人物。ソングライティングや、腕をぐるぐる回しながら演奏するパフォーマンスは多くのフォロワーを生みました。

ロジャー・ダルトリー:ボーカル

旧メンバー

ジョン・エントウィッスル:ベース。1944年10月9日生まれで、2002年6月27日に心臓発作で亡くなっています。「フーはギターがリズムを刻んで、ベースとドラムがリード楽器」とピート・タウンゼントも言ってしまうほどに、『歌う』ベースを弾くスタイルが有名です。「歴代最高のベーシストは?」という企画が組まれると大体一位はこのジョン・エントウィッスルです。

キース・ムーン:ドラムス。1946年8月23日生まれで、1978年9月7日に死去しています。その豪快なプレイで非常に人気の高いドラマーです。

ケニー・ジョーンズ:フーと同じく「モッズ・シーン」の急先鋒スモールフェイセズのメンバーでしたが、キースムーンの死後(1978年)に後任としてフーに加入。

おススメ作品①My Generation

リリース:1965年12月3日

録音:1965年4月、10月

解説:プロデューサーはシェル・タルミー(キンクスを手掛けた)。全12曲36分。9曲がオリジナル曲で、全てピート・タウンゼントによる作詞作曲です。日本では1966年に一度発売されましたが、廃盤になり、その後は2002年まで再発売されませんでした。この時はモッズというよりは初期ビートルズに目配せしながらも演奏の上手いR&Bバンドという趣です。ファーストアルバムとは思えない完成度で、いまも人気があります。

おススメ曲①My Generation

おススメ曲②Kids Are Alright

おススメ曲③The Ox

The Who フー / My Generation 12 【SHM-CD】価格:1,735円
(2020/8/29 14:56時点)
感想(0件)

同時期のビートルズ作品:「Rubber Soul」。同時期というか、同じ発売日です。

おススメ作品②Who's Next

リリース:1971年8月25日

録音:1971年4月から6月

解説:当初オペラ作品「ライフハウス」としてリリースされるはずでしたが、あまりも壮大すぎたそのアイディアは周囲の賛同を得られず、2枚組を予定していたところを曲数を絞って再構築しています。ピート・タウンゼントはこの作品を嫌っているようですが、冒頭からシンセサイザーを大々的に導入するなどしており、ただのロックバンド、モッズバンドからは完全に逸脱しています。その斬新なアレンジ・演奏・哲学的な歌詞が非常に高い評価を獲得しています。この作品を最高傑作と挙げる人が多いです。

おススメ曲①Baba O'Riley ロンドンオリンピックの閉会式でも演奏されたほどクラシックな名曲です。

おススメ曲②Won't Get Fooled Again ①同様にシンセサイザーが印象的。ピート・タウンゼントいわく「革命に異を唱えた歌」。

【中古】 【輸入盤】Who’s Next /ザ・フー 【中古】afb価格:715円
(2020/8/29 14:55時点)
感想(0件)

同時期のビートルズ作品:「Let It Be」

おすすめの記事