20世紀を代表するロックバンドといえば、
ビートルズの名前が一番に上がると思いますが
そのビートルズの最大のライバルと言えるのが
ローリング・ストーンズでしょう。
ビートルズが莫大な売り上げを立てながらも、
税金問題では苦しみ続けたことは以前の記事で書きました。
一方ローリング・ストーンズの税金対策はどうだったのでしょう。
結論、
彼等ローリング・ストーンズはイギリスではなくオランダで資産管理を行い
所得に対して1.6%しか税金を払っていないのです。
ローリング・ストーンズを経営する: 貴族出身・“ロック最強の儲け屋”マネージャーによる40年史
ローリング・ストーンズの税金対策
オランダでの資産管理で1.6%の課税のみ
2006年のデータではありますが、バンドが過去20年に526億円の印税所得を得たのに対し、
支払った税金は8億5000万円でした。
金額だけ見れば巨大な数字ですが、
割合でみると所得に対してわずか1.6%にかなりません。
これは彼らが1972年からオランダで資産管理を行っている為です。
※オランダでは印税所得に対する課税がない
ビートルズの税金対策
一方、最大95%もの税率を課せられていたビートルズ。
なんとか状況を打破しようと自ら会社経営(アップル・コア社)に乗り出しますが、
上手くいかないまま頓挫してしまいます。
ミック・ジャガーはインテリ
「イギリスのロックバンド」ときくと、どうしても労働者階級出身の若者がやっている。というイメージになりがちですが、
実はローリング・ストーンズのフロントマン、ミック・ジャガーは労働者階級出身ではなく上層中流階級の出なのです。
※ローリング・ストーンズの初期メンバー、ブライアン・ジョーンズも中流階級出身
イギリスの名門校に通い経済学を学んでいたミックは、
ローリング・ストーンズとしてデビューした後も
ミュージシャンとして続けていくのか、国税局に勤めるのか悩んでいたそうです。
60年代には苦い経験もしている
ローリングストーンズは1965年から一時アラン・クレインという人物をマネージャーとして招いていました。
(アランは後にビートルズのマネージャーにもなるのですが)
この人物はマネージャーとしては優秀でしたが、
「ピンハネ」をする癖がありローリング・ストーンズもその被害にあいます。
ですがミック・ジャガーはすぐにそれを見抜き、アラン・クレインを解雇にしています。。
※ミックはポール・マッカートニーにもアランのことを忠告しています。
まとめ
CDやレコードの売り上げ枚数ではビートルズの方が勝っていますが、
資産管理の面ではミック・ジャガー擁するローリング・ストーンズの方が上手くやっています。
「お金」は才能ではなく、まずは知識。古今東西同じことが言えると思います。