「イマジン(Imagine)」とは?
概要
リリース日:1971年9月9日(US)、1971年10月8日(UK)
録音時期:1971年6月23日から7月5日
製作背景
文字通り誰もが聴いたことのある曲「イマジン」が収録されたジョン・レノンのセカンド・ソロ・アルバム。1st「ジョンの魂」から約10か月振りにリリースされました。
表題曲「イマジン」は共産主義的な世界を歌っていて、それ故に放送禁止曲となったこともあります。
特に「宗教だってない」と歌う部分が
キリスト教徒には嫌悪対象となりました。
このことからも分かるように、「ジョンの魂」的な内省さはなりを潜め
社会的なメッセージの比重が増えています。
またアルバム3曲目「ジェラス・ガイ」も掛け値なしの名曲。
「ジョンの魂」は、ほぼジョン・レノン自身とクラウス・フォアマン(ベース)とリンゴ・スターだけで収録されたのに対し、この「イマジン」には多彩なミュージシャンがサポートで参加しています。プロデューサーは前作に引き続きフィル・スペクターが務めています。
全米、全英、日本で売り上げ1位を獲得しました。
主な参加アーティスト
ニッキー・ホプキンス(ピアノ)
アラン・ホワイト(ドラムス)
収録曲
① Imagine
ビートルズ時代から曲としては存在しましたが(「アンソロジー・シリーズ」でビートルズバージョンを聴くことが出来ます)、ジョンのソロ作品として完成しました。
この曲を仕上げた時、「ようやくイエスタデイみたいな曲が出来た」とジョンは喜んだそうです。
②Crippled Inside
③Jealous Guy
④It's So Hard
⑤I Don't Want to Be A Soldier
⑥Gimme Some Truth
⑦Oh My Love
⑧How Do You Sleep?
⑨How?
⑩Oh Yoko!
まとめ「イマジン」
①「ジョンの魂」から一転、ゲストミュージシャンを多数迎えた作品。
②「イマジン」は過激な歌として捉えられていたこともある。
③より政治色の強い次作「サムタイム・イン・ニューヨーク」への架け橋的作品でもある。