ビートルズ(The Beatles)はそのキャリアを進めていく上で、
どんどんと音楽性を変えていきます。
変化していくたびに、零れ落ちた元々のシンプルなロックバンドとしての姿を継承するようなバンドが、いくつか現れます。
本稿でご紹介する、
スモールフェイセズ(The Small Faces)
はその代表格と言えるでしょう。
彼らの魅力は
①天才スティーヴ・マリオットの歌とソングライティング
②全員上手い!実はどこよりも魅力的な演奏。
おススメ作品は
①Small Faces(1967年)
②Ogdens'Nut Gone Flake
です。
一つ一つ見ていきましょう。
コンテンツ
1.スモール・フェイセズ(The Small Faces)とは?
活動時期:1965年から1969年、1975年から1979年
中心メンバー:スティーヴ・マリオット、ロニー・レーン、ケニー・ジョーンズ、イアン・マクレガン
初期
解説:ザ・フーと同様に「モッズ・バンド」として語られることが多いイギリスのバンドです。子役として活動していたスティーヴ・マリオット(ギター・ボーカル)が、ロニー・レーン(ベース・ボーカル)、ケニー・ジョーンズ(ドラムス)と出会う形で始まりました。中心メンバーである彼らが、全員小柄であったことから、「Small Faces」というバンド名になります。1965年シングル「ホワッチャ・ゴナ・ドゥ・アバウト・イット」でデビュー。その後すぐにヒット作を生み出し、人気バンドとして活躍していきます。
フェイセズ(Faces)時代
別バンド(ハンブル・パイ)結成の為、スティーヴ・マリオットが脱退してしまいますが、残ったロニーとケニーはロッド・スチュアート(ボーカル)とロン・ウッド(ギター)をメンバーに加え、「フェイセズ(Faces)」をスタートします。ロンのボーカルが好評をはくしヒットを記録しました。
第二期スモール・フェイセズ
フェイセズもハンブルパイも解散したのち、ロニー・レーン以外のメンバーで第二期スモールフェイセズスタート。何枚か作品を残しますが、1991年スティーヴ・マリオットが火事で死亡。中心メンバーを失った今は活動していません。
おススメ作①Small Faces(1967年)
同名のデビューアルバム(1966年)がありますが、これとは別物です。同じモッズ・シーンにいたフーと比べるとキーボーディストがいる分、サウンドのポップさが魅力です。また、スティーヴ・マリオットの軽やかなカッティング・ギターも素晴らしいですね。
おススメ曲①Something I Want To Tell You
おススメ曲②Get Yourself Together
おススメ作②Ogdens'Nut Gone Flake
スモールフェイセズの代名詞的作品。名盤としても名高いのでジャケットは見たことがある人も多いはず。ストリングなども入り、これまで以上にサウンドの幅を広げた意欲作です。
①Afterglow
②Song Of A Baker
まとめ スモール・フェイセズ
以上です。やはり、あまり知られていないことが不思議なくらいポップで聴きやすいバンドです。ぜひ、このご紹介した二枚から彼らの魅力に触れていただければと思います!