ビートルズ5枚目のアルバム「Help!」の魅力とは?徹底解説します!

世界一有名なバンド、ザ・ビートルズ(The Beatles)

そんな彼らの5枚目のオリジナルアルバム

「Help!」

の魅力を徹底解説していきたいと思います。

ポイントは

①「Help!」「Yesterdey」の2大ヒットソングを収録

②多様なサウンドへ挑戦が始まった作品

です。では細かく見ていきましょう。

「Help!」とは?

リリース:1965年8月6日

録音:1965年2月15日から6月17日

解説:3rdアルバム「A Hard Day's Night」と同じようにビートルズの主演映画のサントラとして製作されました。表題曲「Help!」や「Yesterdey」など代表曲が多く収録されています。1st「Please Please Me」からこのアルバムまでを総じて「初期ビートルズ」と呼んだりします。前作から8か月とこの時期のビートルズ作品としては比較的間隔が空いたことと、前述の二曲以外のオリジナル曲(全14曲中12曲がオリジナル曲)のクオリティーの高さは無関係ではないでしょう。そしてこの作品から4か月後に発売される6枚目のアルバム「Rubber Soul」でビートルズは他のポップグループとは一線を画す存在になっていきますから、その作品がある種最後の「かわいいビートルズ」作品かもしれません。

収録曲

①Help!

誰もが知るヒット曲。日本ではイトーヨーカドーに行くとなぜかこの曲がずっと流れていますよね。主にジョンによるソングライティングで、一部ポールが手伝っています。軽快なラヴソングのように聞こえますが、中身は当時多忙を極めるビートルズの悲痛な心情吐露となっています。

②The Night Before

ポールの作品。やはりポールによるリードボーカルと、ジョンとジョージのコーラスが気持ちいいです。

③You've Got To Hide Your Love Away

ジョンによる作品で、分かりやすくボブ・ディランに影響されています。最初のヴァースと二回目のヴァースで微妙に声色を変えるなど遊び心もうかがえます。1stAlbum以来久しぶりに外部のミューシャン・ジョニースコットがフルートで参加しているのも特徴的。

④I Need You

ジョージの作品。エフェクトがかかったギターサウンド(ヴォリューム・ペダルを使ったヴァイオリン奏法と呼ばれるもの)が印象的です。歌詞は当然「パティ・ボイド」について歌っています。

⑤Another Girl

ポールによる作品。リードギターもポールが弾いていて、彼のマルチプレイヤーぶりが発揮されています。

⑥You're Going To Lose That Girl

ジョンの作品。一曲の中で4回転調したり、コーラスワークも5度の和音から3度の和音に途中で切り替わったりで、非常にテクニカルな曲。こんなのをサラッとやられたら、もう同世代のバンドはたまらないですよね。

⑦Ticket To Ride

ジョンの作曲。ポールが発案したという独特なドラムパターンと、ダビング(重ね録り)されたギターのサウンドがこれまでとはどこか異なる雰囲気を漂わせる名曲。「I think that gonna be sad,I think it's today.The girl that dirve me mad is going away」で始まる歌詞も素晴らしいですね。いろいろな文法が学べるので、英語の授業などでよく教材になる曲でもあります。

⑧Act Naturally

バック・オーウェンス・アンド・バッカルーのカバー曲。毎度恒例リンゴのボーカル曲。リンゴのボーカル用に別のオリジナル曲が用意されていたようですが、却下されてこのカバーソングになっています。いい意味で、クオリティーが合わなかったのかもしれませんね。

⑨It's Only Love

ジョンの作品。ジョージが弾くギターにはトレモロ(音を震わせる効果があるエフェクター)がかかっています。ジョンは気に入っていならしく「ビートルズ時代のもっとも嫌いな曲」とまで言っています。いい曲ですけどね。

⑩You Like Me Too Much

ジョージの曲。鍵盤を中心としたアレンジで、ジョンがエレクトリック・ピアノ、ポールとジョージ・マーティンがアコースティック・ピアノを弾いています。

⑪Tell Me What You See

ポールの曲。ギターのアップストロークから始まる珍しい曲です。ジョージが弾く「ギロ」という楽器も今まで出てきませんでした。レコーディングにおいて、色々な音を無邪気に楽しんでいるメンバーの姿が浮かんできます。

⑫I've Just Seen A Face

ポールの作品。ビートルズの前身「クオリーメン」時代からある曲。スキッフル(早い跳ねたビート)の要素が色濃いのはそのせいです。

⑬Yesterday

ポールの代表作。弦楽4重奏をバックに歌っています。世界的な人気曲で、1000を超えるカバー音源があるといわれています(世界で最もカバーされた曲としてギネス認定されている)。ポール以外のメンバーはスタジオにこそいたもののレコーディングに参加していません。「何も足す必要はなさそうだ」という判断だったそう。賢明です。

⑭Dizzy Miss Lizzy

ラリー・ウィリアムズのカバー。この後しばらくカバー曲はレコーディングされなくなっていきます。そういった意味では「初期」に別れを告げる一曲です。

「Help!」まとめ

以上14曲でした。

①「Help!」「Yesterdey」の2大ヒットソングを収録

②多様なサウンドへ挑戦が始まった作品

の2つのポイントがお分かりいただけたでしょうか。もう一つ言えば、徐々に増えてきたポール作品というのもポイントですね。

さてこの後、いよいよビートルズの「中期」が始まります。

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