60年代に他を寄せ付けない活躍を見せたバンド、ザ・ビートルズ(The Beatles)。
イギリスのリヴァプールから始まった彼らの歴史は、
その舞台をやがて世界へと変えていきます。
そんな時期に生まれ、イギリスのロックバンドとして活躍したバンドが
キンクス(The Kinks) です。
本稿では、あまり語られることのない彼らの歴史と
まずはコレを抑えておけば大丈夫という作品をご紹介します。
結論、
おススメ曲・You Really Got Me
おススメアルバム・The Kinks Are The Village Green Preservation Society
の二作品がおススメとなります。
では、一つ一つ見ていきましょう。
コンテンツ
ザ・キンクス(The Kinks)とは?
デビュー:1964年(1996年に解散しましたが、2018年に復活しています)
主要メンバー:レイ・デイヴィス、デイヴ・デイヴィス
解説:上記のデイヴィス兄弟を中心にイギリス・ロンドン北部マスウェル・ヒルで結成されました。いわゆるブリティッシュ・ロックバンドの代表格の一つですが、アルバムのほとんどがコンセプトアルバム、というちょっと変わった趣向のバンドです。
You Really Got Meのヒット
デビューの年にリリースされたサードシングル「You Really Got Me」が世界的なヒットを記録。のちにヴァン・ヘイレンがカバーを発表しヒットさせています。
特徴的なのはなんといってもディストーションと呼ばれる歪んだギターサウンドです。それを理由に「ヘヴィメタルを発明した作品」とも言われたりします。同時期のビートルズは「A Hard Day's Night」の頃ですから、全く違う音ですよね。これは、レイ・デイヴィスがギターアンプのスピーカーの振動板を剃刀で切り裂いて得られたことが知られています。
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アルバム「The Kinks Are The Village Green Preservation Society」
リリース:1968年11月22日
録音:1966年11月から1968年10月
レイ・デイヴィスがイギリスの古き良き田舎生活とその時代に敬意を表したコンセプト・アルバム。ヒット・シングルを作るというプレッシャーから身をひき、自分の嗜好に集中して制作されました。レコーディングには2年を費やしています。68年と言えば世界的にはサイケ・ロックが一大ブームとなっていた時期であり、ビートルズは全く同じ日にとっ散らかったオルタナティヴな作品「The Beatles(通称ホワイト・アルバム)」をリリースしています。
そんなサイケロック・ブームと真逆を行くこのアルバムは商業的に苦戦します。が、時間がたつにつれ、その音楽性の高さが再評価を受けており、キンクスの代名詞的なアルバムとなっています。
もしも、「You Really Got Me」のハードなサウンドが苦手だとしても、「おれ、キンクスだめだわ。。」と諦めずに、どうかこの作品を聴いてください。
イギリスの古き良き田舎生活とその時代に敬意を表すというテーマの通り、全体を通して牧歌的なムードが漂い、落ち着いて聴いていけます。
おススメ曲①「The Village Green Preservation Society」
おススメ曲②「Picture Book」
おススメ曲③「Starstruck」
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ザ・キンクス(The Kinks)まとめ
以上が、キンクスの解説とおススメ作品です。まとめると、
①ビートルズと同時期に活躍したロック・バンドで中心人物はレイ・デイヴィス
②歪んだギターの「You Really Got Me」が代表曲
③コンセプト・アルバム「The Kinks Are The Village Green Preservation Society」は一聴の価値あり
この他にも「Lola Vs. Powerman and the Moneygoround」など名作が多いので掘ってみると面白いですよ。
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