ビートルズのライバル②ビーチボーイズは何を聴けばいい?

62年のデビューからから71年の解散まで世界中の音楽を刷新していった偉大なバンド、

ザ・ビートルズ(The Beatles)

彼らが影響を与えたバンドは現在に至るまで数知れませんが、

お互いに切磋琢磨したといえるグループは片手ほどしかしません。

その一つがこのビーチ・ボーイズ(The Beach Boys)です。

名前くらいは誰もが聞いたことがあると思いますが、

いったい何から手に取ればいいのかわからない。」

というアナタに本稿では2枚のアルバムを紹介したいと思います。

その二枚とは

①「Pet Sounds」

②「Surf's Up」

です。バンドの経歴を簡単におさらいしながら一つ一つ見ていきます。

The Beach Boysとは?

活動期間:1961年から、メンバーを変えながら今も活動中(解散はしていない状態)。

主要メンバー:ブライアン・ウィルソン

アメリカのカリフォルニア州で結成。当初は名前の通りの陽気な曲が多かったのですが、1966年あたりからソングライター・ブライアン・ウィルソンの内面を表現した作品が増えていきます。ビートルズとともに1966年以降のサイケデリック・ブームを支える存在となります。山下達郎や、大瀧詠一などファンを公言している日本ミューシャンは数多く存在し、そのため日本の音楽にも多大な影響を与えたとされています。

Pet Sounds

リリース:1966年5月16日

録音:1965年11月1日から1966年4月13日

ブライアン・ウィルソンがスタジオミューシャンたちと録音を行って作成されたため、実質的にはソロ作品という形で認識されることが多いです。通常の楽器だけでなく、犬笛や自転車のベルといったこれまでのポップ・ミュージックでは使われてこなかった音をとりこむことによって、独特のカラフルな世界観を演出しています。

ビートルズとの関り:ビートルズのアルバム「Rubber Soul」に影響されて作ったとブライアン・ウィルソンは明言しています。またビートルズのプロデューサー、ジョージ・マーティンは「『サージェント・ペパーズ』は『ペット・サウンズ』に追いつこうとする作業だった」と述べています。

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おススメ曲①Wouldn't Be Nice(素敵じゃないか)

おススメ曲②God Only Knows

↑ポール・マッカートニー「今まで聴いた曲で最高の曲」とまで言わしめた名曲です。

Surf's Up

リリース:1971年8月30日

録音:1971年1月から6月

バンドは1967年に「スマイル」というアルバムをリリースする予定でしたが、ブライアン・ウィルソンの精神状態の悪化などにより頓挫。それ以来、ブライアン・ウィルソンは鬱後退に陥ってしまいます。このアルバムはその「スマイル」収録予定だった楽曲「Surf's Up」を中心に制作されたアルバムです。基本的にはブライアン・ウィルソン以外のメンバーでレコーディングは進みますが下記の「Till I die」など一部の曲でブライアン・ウィルソンも参加しています。

①Surf's Up

②Till I die

↑暗いビーチ・ボーイズを堪能出来る楽曲。村上春樹のエッセイ集「意味がなければスイングはない」でも取り上げられています。

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③Disney Girl

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